このページではコンビニコピー機のスキャン画像を画像加工アプリ「PicsArt」で加工して電子書籍用の画像データを作成し、保存する手順を解説します。
このサイトでは便宜上、電子書籍用の作成寸法に「750×1050」の設定を採用しますが、全ページが同一寸法であれば画像寸法は「724×1024」「1000×1400」等の寸法設定でも問題ありません。
コンビニのコピー機で作成したスキャン画像は、実際に電子書籍で活用する画像領域に比べて、上下左右に「パンの耳」のように余分な部分があります。PicsArtを使って、この耳の部分を切り落としながら、所定のサイズに画像のドット数を整えます。
おおまかな手順の流れは以下の通りです。
加工対象の画像を「PicsArt」アプリ内で表示している状態で「ツール」を選択。
ツールメニューの中の「選択」機能を選択。
画面の左上から右下方向に画面をなぞり、選択範囲を作成。
選択範囲をドラッグして画像の中の「使用したい領域」の左上角にあわせる。
「トリム」ボタンを選択してトリムを実行。
2〜4と同様の操作で選択範囲を作成し画像中の「使用したい領域」の右下角にあわせてトリムを実行。
「ツール」の中の「リサイズ」を選択。
BOX内の数字を選択。
縦横幅の幅を設定。「横幅=750、縦幅=1050以上の数値」あるいは「横幅=750以上の数値、縦幅=1050」のいずれか可能な方を入力して「√」マークをタップ。
ツールメニューの中の「切り抜き」機能を選択。
「切り抜き」画面の上部の数値をクリックする。
BOX内の数値を縦横幅の幅を「横幅=750、縦幅=1050」に設定を選択して「OK」を選択。
画像をドラッグして枠内の画像表示を調整。
「√」マークをタップしてトリムを確定。
アプリ画面上部のメニュー中の「出力」ボタンをタップ。
「画像を保存して共有」メニューの中の「ギャラリー」を選択。アプリの操作は以上です。
以上で作業完了です。
完成画像はiPhoneでは「写真」で、androidでは「ギャラリー」で確認できます。
大変面倒な操作ですが、原稿のスキャン画像は一枚ずつ微妙に取り込み位置が異なり、またこの作業で作家の意図が電子書籍の画面に如実に現れます。複数ページを同時に処理できるアプリも存在しますが、なるべく、一枚ずつ丁寧に作家自身の手でこの処理を実施されることをお勧めします。